PLC(シーケンサー)情報局
PLC(シーケンサー)情報局
最終更新日2013年9月25日
Last update 8,25,2000




PLC(シーケンサー)情報局の目的


PLC基本編

  PLC(シーケンサー)てなに?

  入出力&内部補助リレー編 (PLCの入出力と内部リレーについて解説します)

  ラダーサポートソフト編  (PLCにプログラムを書き込むラダーサポートソフトについて概略を解説します)

  自己保持編        (リレーシーケンスとPLCとの比較)



PLC応用編

  トラバース編1    (PLCを用いたトラバース制御を解説します)

  トラバース編2    (PLCを用いた高度なトラバース制御を解説します)

  
順次内容を増やします (次回UPする題材の予告編です)


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PLC(シーケンサー)情報局の目的
PLCの普及が目的です。
その手助けとして、多くの実例をもって紹介します。
PLCを用いたプログラミング手法や制御手法を、
実験機材の写真、回路図面、プログラム、プログラムの説明、にて解説し、
簡単な制御から高度な制御まで理解を深めることが目的です。

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PLC(シーケンサー)てなに?
プログラマブルコントローラ(PLC)は、
リレーやタイマーなどを用いた、リレーシーケンス制御の代替として登場しました。
複雑な動きをリレーシーケンスで作る事は可能ですが、動きの変更は部品の追加と配線を換えるしか手段がありません。
また大規模な制御は 部品点数の増大=制御盤の大型化 となり、工場によっては設置場所が問題となることも多々あるものです。
PLCはこうした問題を解決する画期的な装置なのです。
リレーやタイマーといった制御部品は、PLCの中に物質としてあるのではなく、
「命令語」となって存在します。
この命令語(部品)をつなぐ作業(配線)をプログラミングと言います。
プログラミング技法を修得すると、その便利さ故に小規模な制御であっても、
リレーシーケンスではなく、PLCを選ぶようになるでしょう。
プログラムを作る方法は、専用の端末装置による場合と、パソコンを使う場合とがあり、
現在は後者が普及しています。
プログラムの方式には、
ラダー式と、SFC(シーケンシャル・ファンクション・チャート)、ステージ式などがありますが、
現在ラダー式が最も普及しています。
専用端末はラダー式をメインに作られていますが、
パソコンを使う場合はこの限りではありません。ただしラダー式が浸透していることもあって、
パソコンに入れる基本ソフト(パソコンを端末とするソフト)は、ラダーサポートソフトという名称が一般的なようです。


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入出力&内部補助リレー編

PLC入出力の模式図を下記に示します。

左側は入力部分、中央はCPU部分、右側は出力部分の3部構成です。
1台のPLCにこの3点を集約したパッケージタイプや、
1つ1つがバラバラで、組み合わせができるビルディングタイプなどがあります。
また接点入出力だけではなく、
PGエンコーダー(高速パルス)入力や、アナログ入出力など、特殊な入出力装置もあります。

接点入力は、スイッチ、近接スイッチ、シリンダースイッチなど外部の情報を入力します。
CPUはPLCの頭脳にあたる部分で入力情報に応じた出力を決定します。
出力は、制御盤内のリレーや操作盤のランプ、あるいは制御盤外の負荷を駆動します。

CPUは、補助リレーやタイマー、カウンターなど多くの部品が仮想的に存在します。
これらの部品は命令語として取り扱われ、動きに応じた組み合わせを指定する事ができます。
最近では、補助リレーやタイマー、カウンターなどは「基本命令」という位置づけになり、
高度なリレー駆動処理や数値処理ができる「応用命令」も豊富で高速化も進んでいます。

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ラダーサポートソフト編

ラダーサポートソフトはパソコンにインストールする事で、PLCプログラミングを可能にするツールです。
PLC各社でラダーサポートソフトは異なり、それぞれ入手しなければなりません。


↓キーエンス製ラダーサポートソフト。                  ↓オムロン製ラダーサポートソフト。



ラダーサポートソフトは各社同じような顔をしていますが、使い勝手は個人によって大きく異なります。

PLCにプログラムを転送する方法は、ほとんどの場合パソコンのRS232C(COM)を用います。
その為の専用ケーブル(アダプタ)も用意されています。


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自己保持編

リレーシーケンスとPLCとの比較

↓一般的な自己保持回路。

PB1を押すと、RY1が自己保持し、PB2を押すとRY1は自己保持が切れます。

↓PLCの場合。(プログラム)

プログラム上は、
0000がON/OFFすると、0500が自己保持し、0001がON/OFFすると0500は自己保持が切れます。
PLC外部回路は、
前記PLC入出力図の入力0000にPB1が、入力0001にPB2が接続されており、
出力0500にはRY1が接続されています。
したがって、PB1を押すと入力0000がONし離すとOFFになり、
PB2を押すと、入力0001はONになりますが、プログラム側ではB接点で記述しているので、
OFF扱いになります。

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順次内容を増やします

次回UP予定の題材は、
2つのモーターの同調運転です。

従来1モーターでドライブシャフトを使い、途中で無段変速機にて同調を取っていたものを、
2モーターで等価あるいはそれ以上の性能を実現する方法を解説します。

↓2つのピンチロールにてシート材を搬送する制御方法を紹介します。 張り具合もボリュームタッチパネルで容易に調整できます。

↓また、張力検出器を用いて、シートの張り具合を完全に定張力化をする、フィードバック制御も紹介します。



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