張力制御装置(フィルム巻取用テンションコントローラ)

張力制御装置はその名前の通り、巻取り機に取り込む材料の「張力」を程よい状態に維持(コントロール)することで、材料走行の安定性を改善し、寸法精度の確保や巻き上がり状態の改善を実現します。

弊社(レック制御)は張力制御装置の開発・製造も行っており、本稿では弊社が開発したフィルム巻取用テンションコントローラの一例を紹介します。

テンションコントローラ(105型)

2軸自動ターレット巻取機、1軸固定巻取機、その他の巻出機に対応可能です。ピックアップ張力検出器型、トルクモーター、ACサーボモーターにも対応。

操作は液晶タッチパネルから簡単かつ直感的にできます。

古い巻取り機にも取り付けが可能。

こちらは弊社の「1軸小型巻取機」に、テンションコントローラを取り付けた様子です。

1軸小型巻取機

どのような場合に「張力制御」は有用か?

実際にあった事例より、張力制御装置が必要だと判断できる例をいくつか紹介します。

  1. 巻き取りは可能だが、締めつけが強すぎて紙管が潰れてしまう…。
  2. コブが出来たり、ブロッキングしてしまう…。
  3. 巻き付け時に引っ張りが強すぎて幅が縮んでしまう。
  4. 巻き付け時にたるんでピンチロールに巻き付いてしまう。
  5. 製品の巻取りムラが他社と比較して優れていないので困っている。

以上のように、巻取りが安定しないケースにおいて「張力制御装置」は極めて有用です。

【お問い合わせ】株式会社レック制御